ノートPCのキー入力が反応しなかったりするので、CPUグリスを塗り替えてみた
長年愛用している仕事用ノートPCのキーボードが反応しない事があり、不具合を最近感じました。
症状は、キーボードの中央付近にあるキーを30回とか叩いても無反応になる事が起こる。
事務用のCPUパワーの低いノートPCは、今日のような日中外気温15℃みたいな寒くなった日に、排気口を触ると熱っぽい感じで異常も感じるといえばある。
キーボードの中央付近って熱くなる場所なので、熱でたまにそうなるのか? キーボードの故障なのか? かがわからないので、最近CPUグリスを塗り替えていないので、塗り替えて様子をみるか~ となりました。
■裏ブタを外す
ノートPCもさまざまなタイプがあるのですが、仕事などで毎日のように使う事務用は、裏ブタのメンテナンスが簡単に開くものを買うようにしています。
上記が裏ブタのメンテナンスハッチを開けた写真です。 ハッチには5本のビスがあり、写真のようにCPUを押さえている個所に4本、空冷ファンに2本固定されていますのでそれを外していきます。
写真はサムネイルですのでクリックで最大表示可能です。
上記が空冷ファンを外した写真で、銅ですので、写真の左上の個所がグレーのグリスが残っていますので、これをウェットティッシュでふき取ります。
上記がヒートシンクパイプを外したCPUで、グレーのがグリスです。 これもウェットティッシュでふき取ります。
今回はダイソーのアルコールタイプを使用しました。
上記がヒートシンクの古いグリスをふき取った写真。
上記がグリスを載せて、紙をヘラのようにならした感じ。
上記はコンビニで、700円とか買った時に引くくじです。 今回は古いのを持っていたのでこれでサッとならした感じです。
CPUグリスというのは、ヒートシンクのパイプの銅板と密着させる目的で塗ってあります。
”ポンピング現象” と呼んだりしますが、高温になるとか、電源オフで冷めるとか、熱くなったり冷めるとかで劣化していくとカピカピになる。
CPUは、高温になると自分で熱で半導体が破損するのを防ぐ為にクロックダウンするのです。
そうなるので、ノートPCとか、ゲーミングノートを使う人はCPUグリスを塗り替えているのです。
自分で分解して、CPUグリスを塗り替えできないという人は、どこの町にでもあるパソコン修理屋さんに依頼すればやってもらえますよ。
上記のように組み立てます。 メンテナンスハッチは5本、CPUを押さえてあるのは4本ありますがビスは外れない、後ファンのは2本でしたので、「どのビスがどこの位置というのは頭で暗記で全く同じ位置に同じビスを差し込み回すという組み立てになります。
■YOUTUBEの動画
動画でいただきましたコメントに、グリスを塗るシーンなど端折ってあるというものがありましたので、ブログ記事も参考にしていただければ幸いです。
■CPUグリス塗り替えた後の所見
今回CPUグリスを塗り替えた後に、いつものようにワード文書作成したら、やはり改善されずという残念な結果となりました。
富士通製FMVA42という2012年モデルで、3年くらい使用された方が液晶モニターをDIY交換したというものをヤフオクに出品されていて、同じ型式がリサイクルショップで4万円程で売られていて、ヤフオクで1万5千円で購入しました。
さすがに、前オーナーから使用10年ですので、新しく買う事にしました。
上記は、リサイクルショップでノートPCを見ていた時の写真です。
人それぞれ考え方はあるかと思いますが、私三之橋の場合は事務処理用には廉価版PCのHDD搭載モデルを愛用しております。
データが飛ばない点でHDDが良い。 ゲーミングノートのようなハイエンドモデルは、CPUの型式末尾にHが付いており、このタイプは高温になるのでCPUグリス塗り替えなど面倒くさいからです。
メルカリとかで中古PCを購入される際は、”CPUグリス塗り替え” とか書いてあるものを購入される事をお勧めしております。
■新しいゲーミングノートPC到着
今回また、新しくゲーミングノートPCをメルカリで買ってしまいました。
昨年9月にメルカリで別の出品者から1度購入しまして、OSアップデートで2度と起動できなくなってしまい、メルカリ事務局にトラブル報告を送り、出品者に相談し、返品しました。
その過程でメーカーにリコールの件も含め相談したのですが、リコールはメルカリで中古で買っても対応できるとか、修理も対応可能と言われました。
それで今回美品かなあ~ という出品を見てしまい買ってしまったわけです。
悩んだ点として、Windows10からWindows11にアップグレードされていましたので、少し迷いました。
セットアップして、またOSのアップデートで、22H2という大型アップデートが始まり、無事完了したみたいでした。
■その後不調ノートPCの経過
とりあえず前回CPUグリスを塗り替えてみたところ、結果は変わらずキーボードが反応しない。 20回連打してもキーボードの中央付近のTYUIOとか、FGHJKLとか、CVBNMとかその辺のキーで起こるので、排熱が問題と考えています。
ただ、それからまともになる時も増えた感じで電源を入れて起動し、しばらく放置していればワードとか普通に入力できたりするので仕事とかで困らないといえば困らない感じもあります。
キーボードがおかしくなるという故障は経験した事がない気がしますので、少し探ってみようと考えています。