メルカリで、事務仕事用に、中古ノートPC¥7,100【NEC VK23LX-T】CPUグリス塗り替えてみた
■中古PCをメルカリで買ったりした時には、分解してCPUグリス塗り替えとかを行う事がありますが、今回は届いたその日に行いました。
今回の場合、NEC VK23LX-Tは裏側にひっくり返し、3本のビスを外せばメンテナンスハッチが開き、CPUにもファンにもアクセスできるというメンテナンス性が良い面がありました。
■裏ブタを外して、CPUヒートシンクも外す
こちらはノートPC本体の天板が上になっている様子で、これをひっくり返します。 (写真はサムネイルのですので、クリックすれば最大表示可)
メンテナンスハッチを開けて外したところになります。 ビス3本外すだけで良いので楽でしたが、ビスが本体から抜けないタイプでした。
よくビスを分解したらなくす人がいますのでこの点では無くしようがないのでメリットになるのですが、ねじ山をなめると困るデメリットがあります。
ヒートシンクとファンが外れたところで、右にグレーのグリスがあります。
今回の場合は粘度もあり、カピカピという感じではありませんでした。
こちらは、上に向けてあるのが格子のようになっていて、PCの外側に向く方で、ホコリつまりがないか? をチェックします。
大風量ファンとかだとここにホコリがつまりPC外に排熱がうまくできなくなっているケースがあります。
上記がヒートシンクを外したCPUの写真です。 シルバーでキラキラした上にグレーのグリスが塗ってあります。
こちらをウェットティッシュで拭いて、劣化した古いグリスをふき取ります。
■CPUグリス塗り替えと組み立て
上記がCPUの上のグリスをふき取った後の写真です。
上記がヒートシンクのふき取った後の写真で、写真右の黒いスポンジの枠の部分を掃除しました。
上記はCPUグリスを塗った写真で、注射器のような形からポンプを押して適量を上に載せます。
その後に厚紙等でなるべく平にならす感じで、そこにヒートシンクをセットして、上の4本のビスを締め付ける。
上記はヒートシンクをセットした後に、空冷ファンの電源ケーブルがまだセットされていない様子。 端子の向きなどで、「接点はこっちとこっちが合体するのか」 みたいにチェックして差し込む感じ。
このケーブルを接続し忘れると、組み立てた後でまた分解しないといけなくなります。
上記は、ヒートシンクもセットして、ケーブルも接続できた後の写真です。
上記はメンテナンスハッチの裏側で、コンピュータの基板側の方です。 必要に応じここも拭いて綺麗にしておきます。
網目のようなところを空気が通るのでつまりなどをチェック。
ウェットティッシュで古いグリスをふき取り、綺麗にして、そこに新しいCPUグリスを盛り、なるべく厚紙等でざっと平にするような感じにして、上からヒートシンクを密着させてビスとか締める感じ。
上記はドライバーセットで、上から+000。 +00。 +0です。
普段ノートPCは、+0で分解したりするのですが、それだと空回りしたので、+00とかをメモリ換装などでは使いました。
+0に比べると、+00とか+000はドライバーの軸の太さが細くなっていますように、精密ドライバーという領域になり、ドライバーとかが合わないとねじ山をなめたりしますので、ご留意ください。
■今回のCPUグリス塗り替え
今回は、低電圧版のCPU搭載とか、3本のビスを外せなメンテナンスハッチが開くという事などが事前にわかっていたので、届いたその日の深夜にファンのホコリとかを目視確認しようと開けて、ヒートシンクも4本のビスで外せるので一気にやってしまいました。
普段使いの事務仕事用とかですと、簡単にサッとメンテナンスハッチが開けられて、ファンの掃除とかできる方が使い勝手が良いです。
”慣れた人だと” と言う言い方が適切かどうかはわかりませんが、中古で買ったノートPCのセットアップをしていく前に一気にチェックしてしまった方が手っ取り早いのでそういうスピード感でやっています。
■YOUTUBEの動画などで
たしかにそれまで1度もノートPCを分解したりした事のない人から見た時に、YOUTUBEの動画などでじっくりと作業の動画を観た方がわかりやすいという人もいらっしゃるかと思います。
昔のは、数多くのビスを外していき、その後は筐体がツメで固定されていて、素人が開けるとツメなどが折れるとかで、開けた痕跡が残るようなものがほとんどだったかなあ~ と思います。
これは意地悪ではなくて、どうしても素人の慣れていない人が開けたりして、「自然故障しました」 とメーカーに対応を求めるケースがあるので、そうしていただけだと思います。
近年ではメルカリとかでもゲーミングノートPCが不調になり、「たぶんCPUグリス塗り替えで直ると思います」 みたいに投げ売りされていたりする人が散見されます。
そういう風に投げ売りされたものを買って、実践練習すればすぐに上達しますよ。
■作業工程表
私三之橋の場合は、初めて自分の使っているノートPCのCPUグリス塗り替えをする時には、A4サイズの用紙に、ワードで作業工程表を作成しました。
①左上からビスを外し、4本外したら、下の段にいきまた左から3本外す。
みたいに作業する順番で書いていく。
YOUTUBEの動画であったり、ブログ記事で全く同じ型式は無かったりするので、似ているっぽい同じメーカーの分解の工程をメモったりして、そこから作業工程表を作成していく。
自分のノートPCをカーペットの上や畳の上にひっくり返して、その作業工程表を見ながらやれそうか? を確認しておく。
後は週末の土曜日とかにその作業工程表を見ながら1人で作業していき、「終わった」 となったら、作業工程表の逆向きで組み立てていく。
今大学生の人とかだとわからないかもしれませんが、卒業し新社会人デビューして会社員1年生になったりした時に、誰かに仕事でも教えてもらえば、大学ノートにメモっていかないといけない。
1度ノートに書いて、翌日にコンピュータでも立ち上げて1人でノートを見ながら、「こういう感じだったな」 と実践していく。
自分でノートに書いているのに、いざ1人で実践した時に、「あれれ、これはどういう意味だったかなあ」 みたいになって作業できないとまたそれを先輩とかに訊きに行くしかなくなる。
何度も同じ事を訊いたりする癖でもあると、「お前物覚えが悪いなあ」 と叱られるとかあったりして、次第にハブられていく結果を招いたりします。
学生時代にアルバイトに行き、そこでメモって、後でそれを見た時に、書いた自分でもどういう意味だったかわからないという経験をして、「こういう書き方をすると1週間後とか時間経った時にわからなくなる」 と学んでおき、大学卒業後に入社した会社でそういう失敗をしなかったりする。
大人の世界だと、誰かが教えて、次にその人が1人でやってみてできないと、「これはもう教えるだけ時間の無駄」 という判断をされる事があります。
その人が理解できるまで教えてあげるよりも、最初に1回教えて後は自分でできる人を雇ったり、その人にやらせた方が時間の無駄が無くなるという考え方だったりします。
厳しい会社に入れば、たぶん仕事を教えずに実践させてできなければ、「はい、ご苦労さまでした」 とその部や課を追い出されるとかあります。
何を見ているのか? と訊かれたら、自分で作業工程表を作れるような人かどうか? だと思うので、自分で作れるようになっておく方が人生損はしないかと思います。
■今回のまとめ
近所のリサイクルショップが最近リニューアルがあり、そこでNECのを見たら、¥20,000~
25,000とかばかりでした。
上記はリサイクルショップで、税込み¥25,000とかで並んでいたNEC Core i5の写真です。
たまたまメルカリで買ったのは、モニター上のカメラがないタイプで、リモートで仕事する人だと別途カメラを用意しないとダメなのですが、まあ普通は使わないし、別のゲーミングノートPCあったりして困らないので、お店だと2万円くらいで販売していてもおかしくない。
届いたその日の動作チェックで、ネットサーフィンで1分とかフリーズしまくりという重たい結果が出ていたので、「壊れているのかな?」 とCPUなどのチェックも兼ねてグリスを塗り替えました。
メモリが届いてネットサーフィンしたら随分変わったので、RAMディスクでさらに使いやすくなりました。
整備されていた感じで、不具合もバランスがおかしなところを好転させた感じです。
極端な言い方になるかもしれませんが、この型式の中古ノートPCの市場価格が仮に¥20,000くらいだとして、それを¥7,100で買ってもそんな凄い事でもないと考えます。
なぜか?
買い物においては、相場の価格で買ってあれば、それは合格だと思うので2万円で買っても合格かなあ~ と考えます。
じゃあ、どこが重要なのか? と訊かれたら、自分でCPUグリスを塗り替えたり、メモリ換装で性能アップさせているところだと考えます。